ご相談実例

無宗教葬の流れ

義母(50歳)が交通事故にあい、もう時間の問題という状態になりました。
義父はおりませんので、夫(30歳)が喪主になります。

義母の希望で「無宗教葬」ということは決まったので
そういった葬儀に参加したこともなく、近所の葬儀屋さんに相談しました。
ところが、「どんなことをしてもいいんですよ」と言われても
どうしてよいのか、何をしたらよいのか全然わかりません。
音楽を流して… とも言われましたが、
残念ながら母の好きな音楽等もわからないのです。

義母もまだ若いのであまりしめっぽくならないよう送ってあげたいのですが
何かよいアイディア、よい音楽等ないでしょうか。

また、喪主の心得みたいなものもありましたらお願いします。

「無宗教葬」を行なう場合のポイントによく言われていることは、
「故人にふさわし祭壇飾りや音楽などを活用する」
「訃報通知に香典・供物を辞退の可否、無宗教葬である旨などの明記」
などがあげられます。ただ、これらのことも葬儀手配を前提にいわれていることに過ぎません。

「無宗教葬」の場合であっても会葬者を呼んで葬儀を行なうか否かによって大きく変わると思います。
「通夜・告別式」と2日間にわたって葬儀を行なうことも可能ですし、火葬後に「お別れ会・偲ぶ会」を行なうことも可能です。
最近、アドバイスさせていただいた「無宗教葬」では、都内のホテルで会費制で行ないました。美術系の大学の教授のご葬儀でしたがご案内状を故人がデザインされたものを印刷しご送付いたしました。
その方は、生前お線香の香があまり好きでなかったので献花でお別れをいたしました。

いずれにせよ、プロフェッショナルな優良葬儀社さんに相談すれば、
様々な事例や経験をお持ちなので的確にアドバイスをいただけると思います。「どんなことをしてもいいんですよ」といってご相談者への具体的なアドバイスがない葬儀社さんは避けた方がよいですね。

喪主の心得ですが、とかく地域の風習やしきたりにうるさい親戚がいらっしゃる場合、特に「無宗教葬」などは「ああでもない、こうでもない」と意見がまとまらないことがあります。故人のお気持ちを喪主さんがしっかりと受け留めて葬儀の段取りを決めていかれることが重要だと思います。

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